そのMGMは、日本でのIR進出に最も熱意を見せている企業の1つである。同社のジェームズ・ミューレン会長兼CEOは、6月上旬にベラージオ内の役員室で、IR法整備が進められつつある日本への進出の意欲を語った。 「MGMでは、大阪・関西圏と東京・大東京圏を検討対象としています。大阪なら京都や神戸との接続性の良さを込みで検討しているという意味です。既に、東京と大阪をそれぞれ対象にした別々の設計チームが作業をしています。 MGMのリゾートは、たとえばマカオにある形態をそのまま日本に持ち込むようなクッキーの型抜き方式ではなく、あらゆるレベルで日本との協働作業で作り上げます。IR建設・運営の最高のコンソーシアムを作るために、多くの日本企業と話をしています」とミューレン会長は自社の姿勢を説明する。