6代目平田裕一社長は、1991年に後継者として会津若松に戻り、悪戦苦闘しながら改善を少しずつ積み重ねていた。2002年に世代交代すると、負け組旅館から抜け出すために、“人”の働き方に注目した旅館の経営改革に本格的に取り組み始めた。そして、20年に及ぶ地道な改革の結果、急速に客足は戻り始め、会社として利益が出る体制が整うところまできた。今回は二人三脚で改革を進めてきた向瀧の平田裕一社長と真智子女将に話を聞いた。