この需要を捉えて登場したのがBANDだ。BANDでは自分がアプリ上で仮想的な空間を作り、特定の人だけを招待して話せる仕様になっている。話す対象が制限されるということは、より深い話ができるようになるということ。話すテーマもある程度、決まってくる。閉鎖的な空間を作り出すことで、コミュニケーションは逆に深くなる。それこそが他社との競争要因になると考えた。BANDでは趣味、家族、仕事、同窓会といった用途やコミュニケーションを取る相手によって、グループを複数作れる。 カカオトークやLINEなどのメッセンジャーアプリは、端末を変更すると会話の内容が消失し、リアルタイムでの会話は利用者同士の不安を煽る。BANDはどのような環境下でも会話の内容は保存されており、それが徐々に自分たちの空間に対するロイヤリティ向上につながる。グループ利用にとって便利なスケジュール調整機能なども搭載している